質問をしてもらうことは、講師にとって大きなヒントをもらう大切なことです。
その生徒がどこでつまづいているのか、授業の中でどこが伝わっていないのかが
よくわかるからです。
生徒によって質問と応答の長さには、かなり違いがあることに気付きました。
たとえば、長く通ってくれている生徒からの質問は、時には一言二言で終わります。
生徒がどこまで理解しているのか、どういう言い方をすれば伝わるかが、
講師にもよくわかっていますし、生徒もこちらが何を言っているのか、
今までの授業とつなげて理解するので、時には忍者の暗号のように
「先生、ここがわからない。」
「それは3つのthatの・・・」
「あ、わかった!」
となります。逆にまだ通って間もない生徒は、
「that には何種類あるかわかる?」
「えっと、『あれ』 …とか・・・」
「代名詞のthatだね。あと知ってる?」
「…『ということ』のthat …。」
「そうだね。中2の教科書でやった接続詞のthatだね。」
と、生徒がどこまで理解しているかを確認しながら
時間をかけて答えていきます。
「学校で先生に質問したら、断られた。」という生徒や、
「恥ずかしくて質問できない」という話を聞くと、
「質問は先生にとっても宝物だから、どんどん質問して」と
生徒に言い聞かせています。
「どこがわからないかわからない」という生徒には
「じゃあどこまでわかるか言ってみて。」と答えます。
質問というのはコミュニケーションだなあ、と思います。
この教室では黙って一方的に受け取るのではなく、
お互いやり取りをする中で、力をつけていってほしいと思います。